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生徒さんインタビュー(靴作り教室The Shoemaker’s Class)

2023.02.14.火

今回は普段はプロダクトデザイナーとして働きながらお休みの日を使用して教室に靴作りを学びにきている前田さんにインタビューしました!ファッションアイテムであり、アート性も含まれ、構造体として美しく、人の手で作ることに意味と意義があるという4点に魅力を感じ靴作りを始めようと思った前田さん。インタビューするのが楽しみです!

 

Q 最近の調子はどうですか?

A 靴作り自体はとても楽しいですが、最近は作業後に筋肉痛になってしまって体にダメージが残るようになってしまいました。。(笑)特にすくい縫いの後とか。。。あとは去年行われた生徒作品製作展に参加させてもらいましたがそれがとても楽しかったのでまた機会があれば展示とかに参加したいです!

 

笑笑

私も作業によっては次の日は筋肉痛で動けなくなります笑 また作品展など開催する時にご都合が合えばその時は是非よろしくお願いします!

 

 

Q 靴をデザインする時に意識している事はなんですか?

 

A ただラインを変えるとか、模様を足してみるとか革の種類を変えるなど装飾的なことを工夫するだけだとオリジナリティはなかなか出せないと思っているので、パーツ構成や機能性、木型の形状など構造的な部分からデザインを考えるようにしています。パッと見たときの「ん?」っていう感覚を大事にしてる感じですかね。笑

 

現在4足目ローファー製作中です!

 

 

Q 家具をデザインする時と靴をデザインする時で大きく違う点はありますか?感覚的な面などでもしあれば教えていただきたいです!

 

 

A 普段やっている家具のデザインは大量生産が前提になるので「誰でも作れるようにして、多くの人に満足してもらう」という作業になります。しかし教室で今学んでいる靴作りは全て手作りになるので「自分にしか作れなくて、特定の人を感動させる」という普段の家具デザインとは真逆の意識でやることになります。普段の仕事はニーズや課題解決など外的要素からデザインしていきますが、教室の靴作りは自分の考えや思いなどの内的要素からデザインを考えることになるのが難しいし楽しいです。

 

 

 

Q 靴作りを始めてからお仕事(家具デザイン)への取り組みに変化や影響はありましたか?

 

A もの凄く影響し合っています。普段の仕事は全てを自分一人で完成させるわけではなく、多くの手によって自分が考えたデザインが形になっていきます。その自分の思い通りにならない部分や妥協しなければいけない瞬間が現れる時があります。けど、教室での作業は完全に自分一人で完成させて、責任も全部自分にあるのである意味ストレスフリーに物作りが出来てる感覚になれるんです。(笑) ただこの2つを同時にやっていることが大事なんだと最近は思うようになりました。自分一人でやることの楽しさを知れば知るほど多くの人の手をかけて作るものづくりの凄さや難しさをより深く感じられてるんです。

 

深いですね。とても考えさせられます。

 

 

Q そんな前田さんが靴を作っている中で1番好きな工程はどこですか?

 

A すくい縫いが終わった後の余り革を包丁で切る作業が好きです。なんか凄いスッキリしません?笑

マイナーな回答!!笑

 

 

Q 最後に、今後の目標があれば教えてください!

 

A 今年中になんかしらの展示に靴のアート作品を出品したいなと考えています!

 

 

教室には様々な生徒さんが通ってくれています。プロダクトデザイナーとして働きながら靴作りにも励む前田さんをこれからも応援しています!ありがとうございました!

 

 

 

東京の靴作り教室、学校 The Shoemaker’s Class(ザシューメーカーズクラス)