今回は現在、台湾から留学中のKaigerさんにインタビューします!
Q 靴を作ろうと思ったきっかけを教えていただきたいです!
A 長くなってしまうのですが、アカデミックなバックグランドが元々あって、コンピューター関係の勉強をしていたのですが、自分が好きな事(やりたいこと)とは違うんだと気づきキャリアを変えました。そこから自分が本当に好きな事(やりたいこと)は何か考えていたらファッションが好きだと気づいたんです。
・ファッション(好きな事)ということ
・3Dであること
・自分だけで完結して作れるということ
を基準に考えた時に、「靴」だと思い、靴作りを学びにイギリスに留学しました!
Q この教室を知ったきっかけとこの教室に通おうと思った理由はなんですか?
A 三澤先生が出している本「紳士靴を仕立てる」を知ったことがきっかけでここの教室を知りました!約7年間靴の勉強をしていますが木型の作り方を学んだことが無く、イギリスで通っていた学校にも木型の勉強をできるクラスはありましたが、詳しく教えてもらえるコースではありませんでした。その後、台湾に帰国して、台湾から近い日本で三澤先生から木型の勉強を教われるが一番良いと思いここの教室に通い始めました!
Q カイガーさんのインスタグラムを拝見しました。見たことのないような素敵なデザインばかりで驚きました!カイガーさんの考えるデザインはどのように生まれているのですか?
A デザインの学校に通っていたので、作る以前にまずはデザインに集中しなければなりませんでした。大学院の時に製作した靴のコンセプトは自分で考えなければならなくて、僕のコンセプトは、音楽の楽譜を自分のシステムに取り込んで、靴の形にするものでした!だからかな〜?笑
そんなカイガーさんのインスタグラムがこちら!→https://www.instagram.com/kaigerf/?hl=ja
Q ポール・スミスさんご本人と一緒に仕事されていましたよね?その仕事は今までカイガーさんがやってきた靴作りとは違う独特な注文や方法はありましたか?
A はい、学生時代にアルバイトで僕はデザインアシスタントとして働いていました!ポール・スミスさんは時々、適当な(ランダムな)アイデアを出して、それを元に考えなければなりませんでした。彼は毎シーズン服などのデザインも含め、独特なパターン(型紙)を使うことで有名です!基本は彼の好きなデザインを、グラフィックチームもしくはパターンチームがパターンを作ってから、その決まったパターンを使ってデザインしていました!
Q 靴作りをするときに心がけていることがあれば、教えていただきたいです!
A ん〜、おもしろい質問ですね笑 実際に作っている最中はその瞬間に集中して他は何も考え無いようにしています。ただただその瞬間に全神経を研ぎ澄まして製作しています!
Q 今後のカイガーさんの将来のプラン、もしくは長い目で見た時の目標を教えていただけないでしょうか?
A 世界は、もう大量生産する余裕はないと考えていて、未来はカスタマイゼーションだと思っています。まだ一つの選択肢でしかありませんが、僕がやろうとしていることはテクノロジーを使って、カスタマイズシューズを作れるシステムを開発することです。そのシステムを使って、誰にでも(足に障害がある患者さんなどにも)カスタマイズする靴が作れるようになると思うのです!カスタマイズされた靴も手が届く値段で作れる様にするには沢山の機械が一つになって、自動生産できるようなものが必要で。。。これを作るための一つの道は、ドクターコース(PHD)でこのリサーチをする事です!なのでまたコンピューターサイエンスの勉強に戻るってことかもしれません。
海外からの生徒さんも増えてきてより一層、教室が賑やかになってきました!インタビューにご協力いただきありがとうございました!
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